兵庫県出身の彫刻家・はしもとみおさんの動物をテーマにした特別展が、神戸ゆかりの美術館で開かれています。
展示の1つ、屋根の上でくつろぐネコの親子。
生命感あふれる動物の姿が見事に再現されています。
兵庫県神戸市東灘区の神戸ゆかりの美術館で開かれているのは、兵庫県出身の木彫り彫刻家・はしもとみおさんの作品を集めた特別展です。
尼崎に住んでいたはしもとさんは、15歳のとき、阪神淡路大震災で被災。
被災地で見たのは、動物たちが街からいなくなった光景でした。
この震災経験がきっかけで彫刻家となり、以来、動物たちの生き生きとした姿を彫刻という形で残し続けています。
会場には、はしもとさんがこれまでに制作した彫刻約110点が展示されていて、中には、実際に触れることができる作品もあるなど、木の質感とぬくもりを肌で感じることができます。
この特別展は9月16日まで開かれていて、夏休み期間には子どもたちが参加できるワークショップも開催されるということです。