「知事に辞職を含めた最大限の責任を」男性職員死亡受け 県職員労組が申し入れ

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兵庫県の斎藤知事にパワハラなどの疑惑があるとする文書を作成した元西播磨県民局長の男性が死亡したことを受け、県の職員労働組合は7月10日、知事に辞職を求める申し入れ書を提出しました。

7月10日午前、兵庫県職員労働組合の土取節夫中央執行委員長が兵庫県庁で片山安孝副知事に、申し入れ書を手渡しました。

知事のパワハラ疑惑などを訴える文書を作成し停職3カ月の懲戒処分となった元西播磨県民局長の男性(60)は、7月19日に百条委員会に証人として出席する予定でしたが7今月7日、兵庫県姫路市内で死亡しているのが見つかりました。自殺とみられています。

この事態を受け、県の職員労働組合は申し入れ書で、「告発をした職員を守ることが出来なかったのは痛恨の極み」「現場の業務遂行には大きな支障が生じている」などとして、知事に辞職を含めた最大限の責任を取るよう求めています。

兵庫県職員労働組合 土取節夫中央執行委員長
「最大限と言ったら辞職も入る。組合を守る、職員を守るのが基本ラインなので、そこが守られていないというように感じた」

申し入れ書を受け取った片山副知事は「進退を含むものなら、政治家として判断すべきものではないか」としています。

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