7月4日、大阪市で市民フォーラムが開かれ、前の兵庫県知事の井戸敏三さんが能登半島地震の復旧に向けての問題点や、次の災害に備えて解決すべき課題などについて語りました。
住宅の耐震化をテーマに備えについて考える市民フォーラム。
パネリストとして前の兵庫県知事の井戸敏三さんが登壇しました。
井戸さんは復旧の遅れについて「能登半島という地形の問題や甚大なインフラ被害だけが要因ではない。支援物資やボランティア、応援職員など災害時にどのように支援を受け入れるか事前の準備が不十分だった」と指摘しました。
2025年で発災から30年となる阪神淡路大震災。
知事在任中に自身がやり遂げられなかったこととして、「障害者の避難対策」と「防災省」の2つをあげました。
井戸さんは福祉避難所では人手不足に陥るため、福祉施設と連携して障害者を受け入れる体制を整える必要性を訴えました。