「上品さと儚さの女性画」日本画家・中尾英武さんの作品展

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兵庫県丹波市の美術館では丹波市出身の日本画家中尾英武さんの作品を集めた展覧会が開かれています。

こちらを見つめる女性と、膝の上に置かれた本の赤が印象的な作品。
女性の物憂げな表情が観る人の想像を掻き立てます。

丹波市政20周年を記念して市立植野記念美術館で開かれているこの展覧会は、丹波市出身の日本画家・中尾英武さんの没後初となる大規模な回顧展で中尾さんの初期から晩年までにわたる作品約40点が展示されています。

中尾さんは大画面の人物画を得意とし、初期には母子や労働者を題材にした力強い作品を手掛けた一方、晩年は白を基調とした上品さと儚さのまじりあった女性像を描きました。

この作品展は7月15日まで、丹波市立植野記念美術館で開かれています。

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