兵庫県の斎藤知事によるパワハラ疑惑を巡る問題で、知事は5日、職員に対し、事実関係を明らかにする百条委員会の調査に協力するよう求めるメッセージを発信しました。
県の元幹部職員が知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布し、停職処分となった問題を巡っては、県議会が百条委員会を設置し、事実関係の調査を始めています。
県議会は4日、職員へ調査に協力するよう求める申し入れ書を知事に手渡しました。
これを受け知事は5日、職員に対し「県政への信頼を回復するため、私も真摯に対応してまいります」とした上で、職員についても、調査に全面的に協力するよう求めるメッセージを発信しました。
この他知事は、協力した職員に不利益が生じないことや心理的な負担軽減のためメンタルヘルスに関する相談を実施するとしています。
百条委員会では、証人として元県民局長の出頭が予定されるなど、今後、本格的な調査が始まります。