【タイガースWomen】女子“伝統の一戦”、またもジャイアンツに苦杯

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■女子TG戦

(左)阪神タイガースWomen、(右)読売ジャイアンツ女子チーム/甲子園球場

●阪神タイガースWomen 0-7 読売ジャイアンツ女子チーム/6月29日
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阪神球団が運営する女子野球クラブ「阪神タイガースWomen」と「読売ジャイアンツ女子チーム」の対戦が6月29日、昨年に続いて甲子園球場で行われた(7イニング制)。

試合はタイガース・植村美奈子(神村学園高出身)、ジャイアンツ・清水美佑(埼玉栄高出身)の先発で午後6時に始まった。

昨年は0-5で敗れたタイガース、初回に二死2、3塁と先制のチャンスをつかんだが、5番・安藤蓮姫(神戸弘陵学園高出身)が遊ゴロに倒れ無得点。

一方、植村は2回、3つの四死球で一死満塁とピンチを招き、ジャイアンツ1番・上條優奈(岐阜第一高出身)に押し出しの死球を与えたあと、2番・長田朱也香(おさだ・あやか 開志学園高出身 日本代表)にセンターオーバーの走者一掃3塁打を浴びるなど、この回、大量5点を失った。

ジャイアンツは4回にも、タイガース2番手の佐伯絵美(さいき・えみ 神戸弘陵学園高出身)から2点を奪ってリードを広げたのに対し、タイガース打線は清水の速球を打ちあぐみ、得点が奪えない。

5回、タイガースは二死2塁で、1番・キャプテン三浦伊織(椙山女学園高出身 日本代表)がレフトへヒット性の当たりを飛ばしたが、ジャイアンツのレフト・上條に好捕された。

結局、タイガースは清水らジャイアンツの5投手の好投と、堅い守備に阻まれて、再び完封負けを喫した。

試合はサンテレビで生中継した。

■一緒に甲子園で

(左)阪神タイガースWomen、(右)読売ジャイアンツ女子チーム/甲子園球場

試合後、タイガースWomenの木戸克彦監督(侍ジャパン女子ヘッドコーチ、元阪神二軍監督)は、「申し訳ない。(課題は)投打すべて。ベテラン選手を追い越すような若手を育てて、骨太なチームに育て上げたい」と語った。

3番で2安打と気を吐いた2年目の正代絢子(しょうだい・あやこ 神戸弘陵学園高出身)は、「去年と同じ結果になってしまったのが悔しい。(自身は)練習してきたイメージ通りに打席に入ることができた」と振り返った。

また野球に取り組む少女らに対して、「女の子でも、こうして甲子園でプレーできる。一緒にプレーできる日が来るといいです」とメッセージを送った。

■7/13に第2戦

試合は3165人が観戦。
タイガースだけでなく、ジャイアンツにも神戸弘陵学園高など関西出身の選手が多く、両チームの応援団が普段のTG戦と変わらない熱心な応援を続けた。

阪神タイガースWomenベンチ

「女子伝統の一戦」第2戦は、7月13日19時から東京ドームで行われる。

タイガースはここまでジャイアンツに4戦して3敗1分。次戦こそ勝ちたい!
(浮田信明)

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