■チーム初の五輪出場
公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は7月1日、パリ五輪の女子出場内定選手12名と交代選手(補欠)1名を発表した。
ヴィクトリーナ姫路からはアウトサイドヒッター・井上愛里沙(29歳)と、ミドルブロッカー・宮部藍梨(25歳)の2名が選ばれた。
ともに初の五輪出場で、ヴィクトリーナ姫路からもチーム創設9年目で初の快挙となった。
パリ五輪女子バレーボールには12カ国が出場。
日本(FIVB世界ランキング7位)は予選ラウンドで、ブラジル(1位)・ポーランド(4位)・ケニア(20位)とともにB組に入り、決勝トーナメント進出をめざす。
■「自分の役割を」
井上愛里沙は、日本が五輪出場を決めた5~6月のネーションズリーグ(VNL)で、中国戦など3試合で2ケタ得点をマークし、古賀紗理那・石川真佑とともに主力アタッカーを務めた。
JVAの公式ホームページで井上は、
「パリ2024オリンピックは自分が今までやってきたことの答え合わせだと思うので、後悔ないように全て出し切りたいです。そして、今までお世話になってきたたくさんの方々への感謝を結果でお返しできるよう、いい顔でプレーできるように準備していきます。気持ちを込めてプレーし、チームに勢いを与えることが自分の役割だと思います」
とコメントした。
宮部藍梨はVNLで全試合に出場。
得意のブロックで試合の流れを変えるなど活躍した。
宮部は、
「オリンピックの舞台で日本代表としてユニフォームに袖を通せるということにまず感謝し、ここに来るまで共に戦ってきた仲間や、応援してくださるたくさんの方の想いも背負い、自分らしく精一杯全力を尽くします。ゲームチェンジャーとしていい流れを呼び込む、流れを変えるプレーに注目していだたきたいです」
とコメントした。
(浮田信明)