■強力ルーキーが加入
阪神球団が運営する女子クラブチーム「阪神タイガースWomen」が6月29日、昨年に続いて甲子園球場で「読売ジャイアンツ女子チーム」と対戦する(18時プレーボール 7イニング制)。
昨年は7月に対戦し、0-5でジャイアンツに完封負けした。
タイガースWomenは設立4年目。
侍ジャパン女子代表の三浦伊織外野手、剛腕・森若菜投手をはじめ、歴戦の左腕・植村美奈子投手、神戸弘陵学園高で全国優勝した安藤蓮姫(はずき)捕手、正代絢子内野手らが揃う。
また昨年、神戸弘陵学園高で3冠を達成したキャプテン三村歩生(あい)内野手、樫谷そら投手の2人が新たに加入した。
阪神の永久欠番を背負った選手(10藤本莉央内野手、23佐伯絵美投手)の登場も楽しみだ。

阪神タイガースWomen 背番号「10」や「23」の姿も
■双方に神戸弘陵V戦士
一方のジャイアンツは、甲子園でタイガースWomenを完封した侍ジャパン女子代表・小野寺佳奈投手をはじめ、神戸弘陵学園高で安藤捕手とバッテリーを組んだ島野愛友利(あゆり)、日髙結衣の両投手が在籍する。
日髙投手は高校時代、全日本選手権でタイガースWomenと対戦し、延長11回の死闘を制した。
高校同窓が敵味方に分かれた戦いに注目が集まる。

(左から)タイガースWomen 19植村美奈子投手、ジャイアンツ女子 89島野愛友利投手、タイガースWomen 4安藤蓮姫捕手/2023年 甲子園球場
■東京Dでも再戦
タイガースWomenは2022年に全国クラブ選手権を制覇。
昨年は全日本選手権で優勝し「日本一」に輝いた。
しかしジャイアンツとは、昨年の甲子園対決の翌週、東京ドームで対戦し2-2の引き分け。
昨年のクラブ選手権では1-2で敗れており、タイガースWomenの各選手は「今度こそジャイアンツに勝つ」と口を揃えた。
29日の甲子園再戦に続き、7月13日には東京ドームでも対戦する。
女子の“伝統の一戦”、今度こそタイガースWomenは意地を見せられるか。

昨年の女子TG戦(甲子園球場)
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サンテレビでは29日の女子TG戦(甲子園)を午後6時から生中継する。
解説は藤川球児氏。
(浮田信明)