兵庫県豊岡市で、庁舎の補修工事が実施されていないにもかかわらず業者に費用が支払われていたことが分かりました。
担当者は、「年度内の予算で処理したかった」などと話しているということです。
兵庫県豊岡市によりますと、2023年、豊岡市役所城崎庁舎の雨どいの補修業務で、年度内に工事が完了しないにもかかわらず、当時の担当課長が業者に年度末の日付で請求書を作成させたということです。
その後、代金およそ18万円が支払われましたが、今も工事は行われていないということです。
業務を引き継いだ職員が上司に報告して事案が発覚し、代金はすでに業者から返還されたということです。
豊岡市は、再発防止に努めるとともに、関係者の処分を検討するということです。