六代目山口組と絆会 「特定抗争指定暴力団」に指定

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指定暴力団六代目山口組と絆会が抗争状態にあるとして、兵庫や大阪などの6つの府県の公安委員会は、21日、両組織を特定抗争指定暴力団に指定したと官報に公示しました。

暴力団対策法に基づく特定抗争指定暴力団に指定されたのは、神戸市灘区に本部事務所を置く六代目山口組と、大阪市中央区に本部事務所を置く絆会です。

2つの組を巡っては、去年4月、神戸市長田区のラーメン店で店主だった六代目山口組系傘下組織の組長を銃で撃ち、殺害した疑いで絆会の幹部の男(55)ら5人が今月に逮捕されるなど事件が多発していて、抗争状態にあるとみられています。

指定は4例目で神戸市と大阪市の他、名古屋市、茨城県水戸市など8つの市が警戒区域に定められ、区域内でおおむね5人以上の組員が集まることや、事務所の使用、対立する組員への付きまといなどが禁止されます。

六代目山口組はすでに神戸山口組や池田組との間で指定を受けていますが、絆会の指定は初めてです。

指定期間は9月20日までで、各公安委員会は3カ月ごとに更新する必要がありますが、対立抗争が終結するまで指定は解除されない見通しです。

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