兵庫県の元幹部職員が作成した文書を巡る問題で、斎藤知事は、自身のパワハラ疑惑について「業務上厳しく指導することもあるが、コミュニケーション不足の指摘は真摯に受け止める」と見解を述べました。
この問題は、知事による職員へのパワハラなど7つの疑惑を告発する文書を作成し配布したとして、元西播磨県民局長の男性職員が停職3カ月の懲戒処分になったものです。
知事はこれまで、人事課の調査に任せるとして、文書の内容に関する明言を避けてきました。
しかし、20日の定例会見で「県民から知事自身の見解を述べるべき」という声が上がっていることを受け、初めて自らの見解を述べました。
「井戸敏三前知事や年長者が嫌い」とする批判については…。
そして、職員へのパワハラ疑惑については…。
この他にも、「知事のおねだり体質は県庁でも有名。自宅に贈答品が山のように積まれている」など、7つの疑惑すべてを否定しました。
問題を巡っては文書の事実関係を確認するため、県議会がより強い調査権を持つ百条委員会を設置していて、知事は「委員会から招集があれば出席する予定」としています。