2期連続の黒字となったJR西日本が株主総会を開き、6月に発生した輸送障害について謝罪しました。
大阪市内で開かれたJR西日本の株主総会には、およそ370人の株主が出席しました。
会のはじめに長谷川一明社長は、来年で発生から20年となる2005年のJR福知山線脱線事故について「遺族に対して真摯に対応する」と述べました。
また、6月11日と12日にJR京都線で車両トラブルや信号トラブルが相次ぎ、神戸線など広い範囲で大規模な輸送障害が生じたことについても謝罪しました。
この他、2期連続の黒字となったことについては、新型コロナの影響が縮小し、利用が回復したことや外国人観光客の需要が好調であることなどが報告されました。
一方、株主からは、ローカル線の維持について質問が上がり、長谷川社長は、「重要な経営課題」と位置付けた上で、「地域の足をどのように確保するか地元の方と協議したい」と答えました。