世界文化遺産・国宝姫路城の入城料について、姫路市が外国人観光客を対象にした値上げを検討していることが分かりました。
昨夜、姫路市の清元秀泰市長が報道陣の取材に応じ、世界文化遺産・国宝姫路城の入城料について外国人観光客に限り値上げする考えを示しました。
昨年度の姫路城の入城者数は147万9567人で、このうち外国人の割合がおよそ3割を占め、過去最多となる45万2300人となりました。
清元市長は諸外国では二重価格がスタンダードになっていて、値上げをすることでオーバーツーリズム対策にもつなげたい意向です。
価格については現行の18歳以上1000円=およそ7ドルのところ、外国人はおよそ4倍の30ドル程度を想定していて、逆に市民は値下げすることを検討しているということです。
値上げした分は姫路城の修繕や維持管理などに充てるということですが、二重価格に対して街の反応もさまざまです。
料金改定に必要な文化庁との協議はまだ行われておらず、値上げに踏み切るかどうかは決まっていないということです。