全国有数の線香の産地として知られる兵庫県の淡路島では、お盆シーズンを前に線香の生産が進められています。
全国シェアの50%以上を占め、線香の生産量日本一を誇る淡路島では、例年、梅雨のシーズンから生産量が増えていきます。
創業130年、兵庫県淡路市の老舗「薫寿堂」でも、お盆に向けて線香の生産と出荷に追われています。
線香の製造技術は、江戸時代後期に大阪・堺から導入されたもので、漁師や船乗りの冬場の副業として定着していきました。
線香作りは、タブノキの皮を原料として、ビャクダンやキャラなど、香木の粉を機械で練り合わせた後に成形。
丸1日乾燥させてから丁寧に箱詰めし、出荷されます。
この会社では7月から8月上旬にかけて出荷のピークを迎えるということです。