兵庫県の元西播磨県民局長が作成した文書を巡る問題で、13日、県議会では51年ぶりに百条委員会の設置が可決され、14日、委員会のメンバーによる初会合が行われました。
この問題は、知事のパワハラ疑惑などを訴える文書を作成し配布したとして、元西播磨県民局長の男性職員が停職3カ月の懲戒処分になったものです。
処分や事実関係の確認を巡り、自民党県議団とひょうご県民連合は13日の議会で、より強い調査権を持つ百条委員会の設置を求める動議を提出し、賛成多数で可決されました。
これ受けて県議会は、百条委員会の委員を15人選び、14日はその初会合が行われました。
委員は各会派の議員で構成され、14日の会合では正副委員長を選出したうえ、真相究明に向けた今後の調査方法が議論されました。
次回は6月27日に開かれ、証人を呼ぶ基準などルールが決められ、本格的な議論は7月以降になるということです。