■阪神 5-1 西武/6月7日
阪神は4番近本のタイムリー3塁打などで5/19以来の5得点。
連敗を止め、再び貯金「1」とした。
サンテレビの中継は、ゲスト解説に田尾安志氏(中日-西武-阪神—楽天監督)、解説に中田良弘氏(阪神)を迎えた。
■気持ち出た佐藤輝
(田尾氏はサンテレビのタイガース中継には初登場)
田尾氏「今シーズンはどのチームも得点力が低い。先制点、これが普段よりも大きな意味があるわけです」
(その先制点を阪神が奪った。
2回、一軍復帰の5番佐藤輝が、カウント1-2からセンター前へ弾き返した)
田尾氏「追い込まれて、大きいのを狙わず、センター中心に狙いにいく。いい形で打ってます」
(続く渡辺も2-2からセンター前へ)
田尾氏「ファーストストライクは引っ張りにいったが、追い込まれてセンター。この形でいいんじゃないですか」
(一死2、3塁とし、木浪のファーストゴロを西武・中村がファンブルする間に、佐藤が本塁ヘッドスライディングして先制点)
田尾氏「気持ち出ましたね!」
(守備でも佐藤は、前半までに4つのサードゴロを軽快にさばいた)
中田氏「動きが違う。スタートの1歩が速い。落ち着いていた」
◾️打球直撃も続投
(阪神先発の伊藤将はほぼ1カ月ぶりの一軍のマウンド)
中田氏「追い込んでから低めに決まっている。結果的にゴロが多い。伊藤らしいピッチングじゃないですかね」
(阪神5-1の7回、西武先頭の山野辺の打球が伊藤の左ヒザ付近を直撃。グラウンドにうずくまったあと、ベンチに引き上げた)
中田氏「ちょっと(続投は)無理じゃないですか」
(しかし伊藤は再びマウンドへ)
中田氏「すごいですね。気合いが入っている」
(伊藤は後続の3人を打ち取った)
中田氏「やー、素晴らしかったですね」
(伊藤は7回投げ、桐敷-漆原と継投。伊藤は3勝目)
■4番で初打点
(阪神2-1の6回、1点を加え、なお二死2、3塁で打席に4番近本)
湯浅アナ「まだ4番に座って打点がありません」
(その直後、近本はライト線を抜く2点タイムリー3塁打)
田尾氏「今のスイングが近本のスイングですね」
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(試合が終わって)
田尾氏「(近本のタイムリーは)これから先のタイガースにとって、大きな1本のヒットだったと思います」
中田氏「投打がかみあった、いい試合でしたね」
岡田監督インタビュー「みんな、きょうから再出発と言うか、再スタートと言うか、そういう気持ちでやったと思う。久しぶりにいい勝ち方ができたかなと思いますけどね」
(浮田信明)