■阪神 1-3 楽天(延長10回)/6月4日
阪神は1-1の延長10回、抑えのゲラが2点を失い敗れた。
サンテレビの中継は、近鉄・日本ハム・楽天で監督を務めた梨田昌孝氏がゲスト解説。阪神元コーチの濱中治氏が解説を務めた。
◾️ベンチで勉強
(サンテレビの阪神中継に初登場の梨田氏、紹介を受けて第一声)
「素晴らしい景色ですね。この放送席から見る甲子園は美しい」
(阪神の先発捕手は坂本ではなく、梅野。
梨田氏も近鉄での現役時代、有田修三氏とともに、”2人の正捕手”として活躍した)
「最初は(試合に出られない時は)悔しかった。そのうち、出ない時は配球の勉強をしようと……。次は何を投げるか、バッターはどういう見送り方をしたとか、ベンチで勉強した。私なら、こういうボールを投げさせると」
◾️森下の読み
(毎試合のように変わる阪神打線。この日は大山がスタメンを外れた)
濱中氏「岡田監督も、どうしていいか分からない状態だと思う。大山の状態はあまりにも悪すぎる」
(しかし4回、先頭の1番中野が3塁打。一死後、3番森下がカウント3-1から、楽天先発ポンセの変化球を叩き先制タイムリー3塁打)
濱中氏「3-1から、カーブを待ったというのは大したもの。配球の読みが素晴らしい」
■カーブを選択
(阪神の先発は中13日の村上。3連敗中)
梨田氏「(今シーズンの村上は)ボールが高いのと、甘い。(昨シーズンは)わかっていても手が出ない所に投げていた」
(阪神1-0の5回、村上は二死3塁とされ、楽天2番村林にはカウント2-2。次は7球目)
濱野アナ「梨田さんなら、ここは何を要求しますか?」
梨田氏「インコース、ストレートでいいかな」
(しかしバッテリーが選んだのは外角へのカーブ。村林のバットが捕らえた)
濱野アナ「うーん、上手く合わせたあ。ショートオーバー……同点です」
濱中氏「村林は当てるのが上手い。カーブは合わせやすかった」
■大山の存在感
(阪神は1-3の10回ウラ、二死1、3塁と攻めたが中野が倒れ試合終了。ネクストバッターズサークルで待機していた大山の出番はなかった)
梨田氏「大山は、打つ方は状態よくないが、守備の上手さとか、チームの存在感という意味では必要な選手なので、できたらスタメンで、打順は関係なく使ってもらいたいと思いますね」
濱中氏「もう一度、佐藤輝を(一軍に)上げてくるのは策だと思います」
(浮田信明)