2025年開催される大阪・関西万博に備え、神戸の商業施設で化学物質を使ったテロを想定した合同訓練が行われました。
神戸市中央区の商業施設で行われた訓練には、兵庫県警察と消防、それに施設のスタッフなど合わせておよそ40人が参加しました。
この訓練は、商業施設内で不審者が化学物質を散布し、多数の負傷者が発生した想定で行われました。
異常に気付いたスタッフが買い物客を避難誘導し、駆け付けた消防が負傷者を救護。
その後、防護服を着た機動隊が化学物質の入った容器を回収除染作業を行いました。
そして、不審者がナイフにを振りかざす中、警察がさすまたなどを使って制圧しました。
2025年4月に大阪・関西万博が開催されることから、参加者は、関係機関と連携し、有事の際の対処手順を確認していました。
葺合警察署の金月署長は「テロを発生させない環境をつくりたい」と話し、署員らは決意を新たにしていました。