旧優性保護法下で不妊手術を強いたのは違憲だとして障害者らが国に損害賠償を求めた訴訟は5月29日、最高裁大法廷で結審し、兵庫の原告らが報告会を行いました。
最高裁大法廷で結審したのは、旧優生保護法のもとで不妊手術を強制したのは違憲として障害者らが国に損害賠償を求めている兵庫を含む5つの訴訟です。
29日の弁論では原告側が謝罪と賠償を求めたのに対し、国側は「賠償を求められる『除斥期間』が過ぎた」などとして請求棄却を主張しました。
このあと、原告らは報告集会を開き、兵庫県神戸市内の会場には多くの支援者らが集まりました。
最高裁は2024年の夏にも判決を言い渡し、統一判断を示す見通しです。