来年開催される大阪・関西万博で、サービスの開発により社会課題の解決などを目指すプログラムに新たに選ばれた事業が発表されました。
このプログラムは中小企業などがデザイナーと連携し、万博をきっかけとした商品やサービスの開発によって社会問題の解決を目指すもので、日本国際博覧会協会がこれまでに12の事業を選んでいます。
28日は、去年12月からことし1月までに提案があった36件の中から、実現できるかどうかや地方に客を呼び込めるかなどを基準に選ばれた11の事業が新たに発表されました。
新たな事業には宇宙ロケットの開発廃材である試験用燃料タンクをベンチにリメイクするものや、ことし1月に発生した能登半島地震で災害廃材となってしまった金属を活用してサインスタンドを作るものなどがあり、地域ごとに技術や特色を生かした取り組みとなっています。
選ばれた事業は今後、大阪・関西万博の公式ホームページで経過が紹介されるほか、期間中には、完成した商品などが未来の生活を体験できるエリアに設置される予定だということです。