「困難な時代に希望の光」ウィメンズネット・こうべの正井礼子さんに神戸新聞平和賞

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優れた業績をあげた兵庫県ゆかりの個人や団体に贈られる「神戸新聞平和賞」の表彰式が5月28日、神戸市内で開かれました。

神戸新聞平和賞は平和憲法施行を記念して1947年に設けられました。
78回目を迎えた2024年の平和賞にはNPO法人 女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ代表理事の正井礼子さんが選ばれました。

正井さんは女性の人権擁護と男女平等社会の実現を目指して、1992年に「ウィメンズネット・こうべ」を立ち上げ、さまざまな困難を抱える女性たちを30年以上にわたって支えてきました。

2024年はシングルマザーや若い女性の自立を支援する「六甲ウィメンズハウス」を開設します。

正井礼子さん「自分の活動が時々、これが社会の役に立っているのだろうかと、思うことも、長くやっておりますとつらい時も苦しい時もありますけれど、困難な時代に希望の光を少しでも自分たちの活動が与えることができていると言われたことで、今後の本当に大きな力になると思います」

また、文化賞は2024年の日展で内閣総理大臣賞に輝いた日本画家の西田眞人さんに贈られ、社会賞は20年にわたりフードロスに取り組んできたフードバンク関西に贈られました。

このほかスポーツ賞は、創設29年目の去年Jリーグで初優勝を果たしたヴィッセル神戸と2024年1月の大阪国際女子マラソンで19年ぶりに日本記録を更新し、パリオリンピック出場を決めた尼崎市出身の前田穂南さんが受賞しています。

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