犯罪被害者の心情に理解を 兵庫県警察学校で遺族が講演

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犯罪被害者の心情などについて理解を深めてもらおうと、殺人事件で息子を亡くした父親が芦屋市の警察学校で講演を行いました。

講演を行ったのは、神戸市北区の路上で、息子の将太さん(当時16)を殺害された神戸市に住む堤敏さんです。

この事件は2010年10月4日神戸市北区の路上で、高校2年の堤将太さんが男に突然刃物で刺されて殺害されたもので、2021年8月、事件当時17歳だった愛知県の男(31)が殺人の疑いで逮捕されました。

その後、1審の神戸地裁は去年6月、男に懲役18年の判決を言い渡しています。

27日の講演には警察学校の初任科生などおよそ400人が参加。

堤さんは学生たちに、事件発生時の様子から現在に至るまでの心境や、被害者家族の苦しみをありのままに語りかけていました。

また、堤さんは犯罪者を逮捕するだけではなく、被害者についても考えてほしいと話していました。

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