播州地方に初夏の訪れを告げる「相生ペーロン祭」のメイン行事「ペーロン競漕」が26日、兵庫県相生市で開かれ、手こぎの船が相生湾を駆け抜けました。
1つの船に32人が乗り込み、勇ましい太鼓やドラのリズムに合わせて、力強く船をこいでいきます。
相生市で毎年5月の最終週に開かれる「相生ペーロン祭」は播州地方に初夏の訪れを告げる恒例の行事です。
ペーロンは、中国の船「白龍」がなまったものと言われ、相生市では、大正時代に旧播磨造船所の従業員らが始めたとされます。
102回目となる2024年の「ペーロン競漕」には県内外から54チーム、約1700人が参加しました。
参加者たちは、爽やかな汗を流しながら往復600メートルのコースで速さを競い、相生湾を駆け抜けていました。
一糸乱れぬ動きで船をこぐ選手たちに見物客からは大きな歓声があがっていました。