神戸市は、災害時の対応を強化するため、11カ所の病院に新たな衛星通信機器などを導入することになり、23日、関係者を対象にした説明会が開かれました。
神戸市は、今年度から災害時に入院が必要な患者を受け入れる災害対応病院を新たに5カ所増やし、六甲病院や西神戸医療センターなど11カ所を指定しています。
病院間で情報をやりとりできる体制を整えようと、市は、最新のリモート会議のシステムや災害時にインターネット環境が途絶えても衛星回線で通信ができるStarlinkを導入。
中央区役所で23日、実際にアンテナを設置し、病院の関係者を対象にしたデモンストレーションが行われました。
従来の衛星と比べて地上から550キロの場所と比較的近い場所に5000から6000の衛星が飛んでいるため、遅延が少なく会議もスムーズに対応できるということです。
市は、この衛星通信機器を今年度中に災害対応病院で導入する予定で、災害拠点病院の神戸市立医療センター中央市民病院でも導入を検討しているということです。