近畿大学工学部と赤穂市教育委員会は、実験や実習などの理科教育において連携することに合意し、5月22日に覚書の調印式が行われました。
この協定は、赤穂市教育委員会が理科教育の充実を教育の重要課題として位置づけ、理科実験教室などを通じて理科が好きな生徒を育成しようと締結されたものです。
22日は、近畿大学工学部の荻原工学部長と赤穂市の尾上教育長が教育連携の覚書に調印しました。
協定によりますと全校生徒が45人の小規模校である有年中学校を拠点校として近畿大学が教員や学生を派遣し、理科実験教室を開催したり、理科の授業の中で、リモートで質問を受けるなどして理科教育の充実を図っていきたいとしています。
赤穂市の牟礼市長は「将来地元に戻って働いてもらえる人材の育成を期待している」と話していました。