5月17日に神戸で開幕するパラ陸上の世界選手権を前に、駅でのテロを想定した官民合同の訓練が行われました。
神戸・ポートアイランドにあるポートライナ―中埠頭駅で行われた訓練には、神戸水上警察をはじめとした3つの警察署と水上消防署、それに神戸新交通の職員ら合わせておよそ75人が参加しました。
訓練は、刃物を持った男が、乗客2人を切りつけた想定で行われ、非常通報を受けた駅員が、刺股で男を制止。
その後、警察が駆け付け男を制圧し、消防署員と駅員が連携しながら負傷者を救護しました。
5月17日から、神戸でパラ陸上の世界選手権が行われ、国内外から多くの人が訪れるため、参加者たちは、もしもの際に連携して対応できるよう手順を確認しました。
この他訓練では、警察による刺股の使い方の講習も行われ、駅員は、テロや危険行為への備えを新たにしていました。