兵庫県の斎藤知事や一部の幹部職員を誹謗中傷する文書を作成し配布したとして、兵庫県は7日、西播磨県民局長だった男性職員を停職3カ月の懲戒処分にしました。
停職3カ月の懲戒処分となったのは、元西播磨県民局長の男性職員(60)です。
県によりますと男性職員は2024年3月、知事や一部の幹部職員を誹謗中傷する文書を作成し報道機関などに送付。
調査の結果、県は文書の内容の全てが事実無根であると認定し、男性職員が県政に対する信頼を損なわせた他、勤務時間中に公用のパソコンを用いて私的な文書を作成したなどとして、7日付けで停職3カ月の懲戒処分にしました。
また、県内企業からコーヒーメーカーなどの製品を受け取っていたとされた産業労働部長の男性については、製品を私的に利用していた事実はなかったとした上で、知事から返却するよう指示を受けていたにもかかわらず半年以上にわたり返却を怠っていたとして、訓告としました。
斎藤知事は「職員一丸となって県政の推進に取り組んでいる中、このような事案が起きたことは極めて遺憾。今後、風通しの良い職場づくりに努めていく」とコメントしています。
男性職員はこの問題で、2024年3月に西播磨県民局長を解任されていて、その後、公益通報制度に基づいて県に通報しています。
処分を受け男性職員は「何と言っていいのか言葉もありません」とコメントを出しています。