■4弾で快勝
<WEリーグ第17節>
○INAC神戸レオネッサ 4-1 マイナビ仙台レディース(4/28)
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女子プロサッカーWEリーグ2位・INAC神戸レオネッサは4月28日、ホーム・ノエビアスタジアム神戸でマイナビ仙台レディースと対戦した。
INAC神戸は前半6分、この日、30歳の誕生日を迎えたエース・FW田中美南が相手ゴール前でフリーとなり、左足で先制ゴールを決めた(今シーズン6点目)。
2分後には、DF守屋都弥のシュートを相手GKが弾いたところを、MF成宮唯が左足で決めて2点目(今シーズン5点目)。
2-0で前半を折り返した。
後半は先発2試合目のルーキー・FW辻澤亜唯(つじさわ・あい)が躍動した。
10分、田中の右からのクロスを、中央から冷静に右足のインサイドキックで決めプロ初得点。
さらに2分後、相手DFがGKにボールを戻した場面で、「GKが弾くと思ったので」(辻澤)飛び込み、右足でプロ2点目を決めた。
辻澤は福岡県出身。18歳。
女子サッカーの強豪・藤枝順心高(静岡県)から今シーズン途中にINAC神戸に加入した。
■5/18に直接対決
WEリーグは終盤戦に入った。
首位を走る浦和はINAC神戸と引き分けたあと、10連勝中(15勝2分1敗)。
得点ランキング1位の清家貴子(15得点)、2位の島田芽依(8得点)を中心にリーグトップの得点力を誇る。
消化試合が1試合少ないINAC神戸は勝点「7」差で追う(12勝4分1敗)。
日本代表GK山下杏也加を中心にした堅い守りで失点はリーグ最少。
4月18日、広島に今シーズン初黒星を喫したが、そのあと2連勝した。
INAC神戸は5月18日にホームで浦和と戦う。
昨シーズン失った王座を奪回するには、残り5試合を勝ち続けるしかない!
(浮田信明)