VR、仮想現実の技術を活用して自閉症の人の物の見え方や聞こえ方を疑似体験するイベントが兵庫県神戸市で開かれました。
この体験会は、自閉症への理解を深めてもらおうと、神戸の言語リハビリ福祉事業所ことばの道などが開いたものです。
参加者は、特殊なゴーグルをつけて、自閉症の子どもが、見たり聞いたりしている世界を疑似体験しました。
映像では、黒板のチョークの音や児童たちの話し声が同時に聞こえることで、話に集中できないことや、飾ってある花など一点に注目してしまい、周囲が見えにくくなり、先生の話が聞こえづらくなること、また、蛍光灯の光や音を過敏に感じることなどが紹介されています。
参加者は自閉症の特性を知り、理解と関心を深めていました。