阪神淡路大震災の復興事業として神戸市の新長田南地区で建設が進む教育複合ビルが、能登半島地震などの影響で完成が4カ月遅れることが分かりました。

阪神淡路大震災で大規模な火災の被害があった神戸市の新長田南地区の再開発事業では、最後の44工区目となる教育複合ビル「新長田キャンパスプラザ」の建設が進んでいます。

このビルには、医療や介護の人材を養成する専門学校「県立総合衛生学院」が移転する他、兵庫県立大学や兵庫教育大学のサテライトキャンパスが入ります。

県によりますと、能登半島地震の影響などにより一部の資材の入手が遅れたことから、完成時期が、当初の予定だったことし6月から4カ月ずれ込み、ことし10月になるということです。

完成時期の延期に伴い、県立総合衛生学院をはじめ県立大や兵庫教育大の「新長田キャンパスプラザ」での供用開始は、来年の4月になる予定だということです。