兵庫県姫路市太市地区では、特産品のタケノコの収穫がピークを迎え、農家が出荷作業に追われています。
姫路市太市地区のタケノコは粘土質の土壌の中で空気に触れることなく育ち、土壌に含まれた豊富な鉄分がタケノコのあくを取り除くため、生でもおいしく食べられます。
太市地区のタケノコの生産は江戸時代末期に始まったとされ、最盛期には460トンが収穫されましたが、現在は100トンほどにまで減少。
みずみずしくて歯触りが良く甘みが強い太市のタケノコは、「味の太市」と呼ばれ根強い人気があります。
太市のタケノコは4月末ごろまで収穫され、京阪神を中心に出荷されます。