神戸市西区6歳男児死亡 母親らを傷害致死罪で起訴

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2023年6月、神戸市西区の草むらでスーツケースに入った6歳の男の子の遺体が見つかり、殺人などの疑いで叔父や母親など4人が逮捕された事件で、神戸地検は9日、4人を傷害致死と死体遺棄の罪で起訴しました。

起訴されたのは、いずれも神戸市西区の無職で、死亡した男の子の母親(35)と叔父被告(32)、叔母2人の4人です。

起訴状によりますと、4人は2023年6月、自宅でうつぶせにした男児(当時6)の背中を鉄パイプで多数回殴ったり踏みつけたりするなど暴行を加え死亡させ、スーツケースに入れた遺体を草むらに遺棄したとして、傷害致死と死体遺棄の罪に問われています。

4人は逮捕後、2023年8月から2024年4月2日までおよそ8カ月にわたり鑑定留置されていました。

神戸地検は、鑑定結果を検討し、刑事責任能力を問えると判断した一方、殺意の立証は困難などとして傷害致死罪を適用したとみられています。

一方、4人に対する男児の祖母への傷害と監禁の容疑について、神戸地検は9日付で不起訴処分としました。
理由は、明らかにしていません。

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