■片手でアリウープ
<B2 第30節>
○神戸ストークス 94-75 バンビシャス奈良(4/6)
●神戸ストークス 72-79 バンビシャス奈良(4/7)
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男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)のプレーオフ(PO)進出をめざす神戸ストークスは4月6・7の両日、バンビシャス奈良とアウェイで対戦した。
6日の試合。
ストークスは1Qにリードを許したが、2Qに4本の3ポイントシュートなどで逆転し、そのまま最後までリードを保った。
4Qには、マックス・ヒサタケ(アメリカ)が綱井勇介のパスを片手でダンクしてアリウープを決めるスーパープレイ。
ヒサタケは4Qだけで3本のダンクを決めた。
ストークスはゴール下で得点を量産した一方、外からも3ポイントシュートを計10本決め、奈良を圧倒した。
■相手のペースに
7日の試合。
3Qまで競り合いが続いたが、最終4Q、62-62から奈良に3ポイントシュートを連続2本決められ、ストークスは劣勢に。
残り1分10秒、ジョーダン・キャロライン(アメリカ)の3ポイントシュートで3点差まで詰め寄ったが、突き放された。
今シーズンで引退する“司令塔”松崎賢人(35歳)が、引退表明後、最長の22分31秒間プレーした。
試合後、森山知広ヘッドコーチは、「終始相手のペースに付き合ってしまったゲームでした。苦しい状況ではありますが、目の前のゲームに集中して準備していきます」と語った。
■PO進出、残り「1」枠
B1昇格につながるB2プレーオフには7クラブが進出を決め、残り1枠をストークスと静岡が争っている。
奈良に連勝できなかったことで、静岡とのゲーム差は「2」のまま。
ストークスは残り4試合に3勝すると、自力でプレーオフ進出が決まるが、次戦(4/13、14)の滋賀(西地区優勝)には今シーズン1勝3敗。
最終戦(4/20、21)の熊本(西地区3位)には0勝4敗と勝てていない。
シーズン最後に難敵との戦いが4つ残されたが、あとはもう勝ち抜くしかない!
(浮田信明)