「香住なしの学校」に2期生が入校 「食べた人がにっこり笑うナシを作りたい」

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二十世紀梨の産地として知られる兵庫県香美町で、5日、ナシ農家を育てる学校の入校式が開かれました。

「香住なしの学校」は、新たにナシの栽培を担う人を育成し、ナシ農家の高齢化や後継者不足などの課題を解決しようと、地元の協議会などが去年開設したもので、2年目のことしは長野県出身の宮川司さん(37)が入校しました。

20歳のころの夏に熱中症になりかけた際、母親から食べさせてもらったナシの味が忘れられず、栽培に興味を持ったという宮川さんは、入校式で「情熱を込めて取り組んでいきたい」と力強くあいさつしました。

香美町香住区では1929年に二十世紀梨の栽培が始まり、最盛期には、生産者280戸、栽培面積120ヘクタールを誇りましたが、生産者の高齢化と後継者不足で、現在は37戸、13ヘクタールまで減少しています。

宮川さんは2年間、研修用の畑を活用して、ナシの栽培方法を学びます。

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