聖徳太子ゆかりの寺で 能登半島地震 復興願う書を奉納

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兵庫県内にある聖徳太子ゆかりの寺で3日、書道家や高校生たちが能登半島地震の被災地復興を願う書を奉納しました。

この取り組みは、書道などを通じて平和活動に取り組む団体「和プロジェクトTAISHI」が企画したもので、能登半島地震の被災地の復興や世界平和を願い、3日は、全国43の会場で作品が奉納されました。

4月1日で発生から3カ月を迎えた能登半島地震では、内閣府によりますと、これまでに245人が亡くなり、7500人余りが避難生活を余儀なくされています。

宝塚市の中山寺では市内在住の書道家・新井芳洋さんが、幅1メートルの和紙に、調和や寛容の精神を意味する「和をもって貴しとなす」の漢文などを力強く書きました。

作品は、中山寺の妙音殿で公開されるということです。

また、太子町の斑鳩寺では、県立太子高校書道部の生徒が金色の墨汁で書いた作品を完成させました。

その後、コーラス部による「花は咲く」の歌声が響く中、被災地に笑顔の花が咲くよう、思いを込めた書をしたためました。

高校生と会場を訪れた人たちは被災地に思いを馳せ、一日も早い復興を願っていました。

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