神戸新交通 不適切な勤務実態 社員18人を処分

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神戸新交通は3月29日、六甲アイランド線の運輸司令所で、長年にわたり不適切な勤務実態があったとして、関わった社員18人を減給などの処分にしたと発表しました。

2023年7月、六甲アイランド線で車両不具合による輸送障害が発生し、その際の対応を検証している中で、運輸司令所の係員が、就業規則に定められた休憩時間に加えて休憩時間を1時間多く取得していたことが分かりました。

就業規則には無いにも関わらず、土日祝日の午前10時から1時間交代で休憩を順番に繰り返していて、この不適切な勤務実態は職場全体で行われていたことが発覚しました。

神戸新交通は弁護士による調査を実施し、29日、その結果を公表。 調査対象は六甲アイランド線が開業した1990年から2023年までの期間で、調査結果によりますと、遅くとも2011年度以降にはこの不適切な勤務実態が職場で確立されていたことが分かったということです。

これを受け神戸新交通は、過去からの不適切な勤務が分かった社員18人の内、2023年7月の輸送障害時に対応した係長を出勤停止3日、担当者2名を減給(平均賃金の日額の2分の1)としたほか、過去の不適切な勤務を理由に、係長級で在籍していた8人を減給(平均賃金の日額の2分の1)、担当者で在籍していた7人をけん責の処分にしました。

神戸新交通は不適切な勤務実態の判明後、直ちに適切な勤務状態に是正したとしていて、係長以上の社員を対象に研修を行うなど、再発防止に取り組むとしています。

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