小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントによる健康被害の問題を受け、兵庫県は相談窓口を設置すると発表しました。
小林製薬が製造・販売した「紅こうじ」のサプリメントを巡っては摂取した人のうち2人が死亡したことが報告されていて、小林製薬は関連する商品の使用中止を呼び掛けるとともに自主回収を進めています。
また、神戸市に本社を置く化粧品会社「ノエビア」は、小林製薬の紅こうじ原料を使った健康食品を販売していたとして、製品の販売を中止し自主回収すると発表しています。
県によりますと、県内ではこれまでに健康被害は報告されていませんが、「使っているサプリメントが該当するものなのか分からない」などといった相談が増えてきているということで、県は電話による相談窓口を設置しました。
相談は県の消費生活総合センターで受け付け、健康被害が疑われる場合は最寄りの健康福祉事務所の紹介が受けられます。
相談窓口は兵庫県立消費生活総合センターで、平日の午前9時から午後4時半まで受け付けています。