姫路市は複数の業者の見積もりが必要な公共工事の発注を巡って、特定の業者に競争相手となる業者を選ばせたとして、50代の男性係長を停職6カ月の懲戒処分にしました。
停職6カ月の懲戒処分となったのは、姫路市の農林水産環境局の男性係長(57)です。
姫路市によりますと、以前、観光スポーツ局に在籍していた男性係長は、2018年以降に行われた公共工事の相見積もりを取る際に、特定の業者に競争相手となる業者を選ばせたということです。
工事は、複数の業者による見積もりが必要な130万円未満の案件で、男性係長は随意契約で業者を選ぶことができたということです。
また、男性係長は、取引のあった業者から2022年までに少なくとも4回以上、酒類の提供を受けていた他、2021年には別の業者から自宅のブロック塀の一部を撤去する工事を無償で受けていたということです。
2023年9月に男性係長の後任の職員から情報提供があり発覚し、市が調査を進めていました。