兵庫県神戸市兵庫区にある国の登録有形文化財「旧岡方倶楽部」が、4月からの改修工事を前に、20日から一般公開されています。
1927年に建てられた「旧岡方倶楽部」は、アーチ状の入口や大きな窓が特徴的な3階立ての洋風建築です。
当時、地域の住民が資金を出し合い建てたもので、「兵庫商人」の社交場として長らく使用され、2018年には国の登録有形文化財に認定されました。
管理する神戸市は、公文書や歴史資料を保存する施設として活用するため、4月から改修工事に入り、2025年中の開館を目指しています。
20日から始まった一般公開では、訪れた人たちが大正ロマンを映した装飾をカメラに収めるなどして、97年の歴史を刻んできた建物に思いを馳せていました。
「旧岡方倶楽部」は、3月24日まで一般公開され、毎日日替わりで大学教授らによる講演会も開かれます。