高齢者を狙った特殊詐欺事件の被害を防止しようと宍粟市と宍粟警察署が18日、連携協定を結びました。
3月18日には宍粟市役所で協定締結式が行われ、宍粟市の福元市長と宍粟警察署の三浦署長が協定書に署名しました。
協定は宍粟市に居住する65歳以上で、過去に特殊詐欺の被害にあった人や他者からの指摘で被害を未然に防止された人などが対象で、本人や家族の同意を得て、警察が市に個人情報を提供する内容となっています。
情報を受けた市は社会福祉協議会などの関係機関と連携し、対象者に被害にあわないための情報提供や支援を行います。
宍粟市内では去年、特殊詐欺について被害は発生していないものの、架空請求や還付金詐欺などに関する相談が45件あったということです。
福元市長は「今回の協定により、安全で安心な生活を守るため緊密な連携をとっていきたい」としています。