■左右から攻撃
<男子V1レギュラーラウンド>
○日本製鉄堺ブレイザーズ 3-0 ジェイテクトSTINGS(3/16)
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男子バレーボールVリーグ1部(V1)日本製鉄堺ブレイザーズは3月16日、ホーム・大浜だいしんアリーナ(堺市)でジェイテクトSTINGSと対戦し、ストレートで破った。
これでレギュラーラウンド5位が確定し、ファイナルステージ進出を決めた。
サンテレビで生中継したこの試合、ブレイザーズは、カナダ出身のシャロン・バーノンエバンズ(セッター対角=ライト)と、アウトサイドヒッター(レフト)の高野直哉・迫田郭志の3人が競い合うようにスパイクを決め、第1セット(25-19)、第2セット(25-23)を連取した。
第3セットは途中、9-12とジェイテクトに先行されたが、バーノンと高野の連続ブロックなどで連続6点を挙げて逆転し、そのまま押し切った(25-21)。
先月、500試合出場を達成した43歳・松本慶彦(北京五輪代表)は先発出場し、第1セットに得意の速攻で2得点したが、第2セット途中、プレイ中のアクシデントで交代した。
試合後、千葉進也監督は、「厳しい試合でしたが、選手全員が自分の役割を果たして、自分たちの手でファイナルの切符を掴み取ることができて良かったです」とコメントした。
■優勝まで「3勝」
ファイナルステージは、レギュラーラウンド6位以上のチームがトーナメントで戦い、優勝を争う。
ブレイザーズは23日に4位・JT広島と対戦。
勝てば24日に1位・パナソニックと対戦する。
パナソニックにも勝てば31日の決勝に進む。
リーグ戦方式で行われた昨シーズンのファイナルステージは、3戦全敗という悔しい結果に終わった。
11シーズンぶりの優勝をめざし、“名門”ブレイザーズがどこまで勝ち進むか。
(浮田信明)