神戸市は、災害が発生し公共交通機関がストップした際に、スマートフォンで一時滞在施設が予約できる全国初となるシステムの運用を始めると発表しました。
神戸市中央区では、災害が発生し電車やバスなどの公共交通機関がストップすると、最大で20万人が帰宅困難になると想定されています。
また、一斉に帰宅しようとすると群衆雪崩が起きる他、救急や救助活動の妨げになる可能性があることから、神戸市は帰宅困難者に向けた一時滞在施設の予約システムを全国で初めて開発しました。
QRコードをスマートフォンで読み込むと、専用サイトから性別や人数などが入力でき、女性専用や介助が必要など希望に応じた一時滞在施設が選べます。
施設は三宮周辺の公共施設やホテルなど26カ所で、施設までの道案内や鉄道会社とのリンクも表示される他、英語や中国語など5カ国語にも対応しているということです。
システムの運用は4月1日から始まり、QRコードは、駅前のビジョンなどに表示されるということです。