日本郵政グループのドライバー6人が業務前のアルコール検査を別の人間にさせていたとして社員合わせて10人が処分されました。
アルコール検査で不正を行っていたのは日本郵政グループの物流会社「JPロジスティクス」の三木小野支店に務めるドライバー5人と事務職員1人の6人です。
JPロジスティクスによりますとアルコール検査は職員全員に実施しているもので、
去年8月、ドライバーの1人が前日の飲酒の影響で検査をパスできるか分からないことから別の社員に不正に依頼したということです。
アルコール検査の機器にはカメラが付いていて、本人の顔を確認しながら息を吹き込む仕組みですが、三木小野支店には不正を行うためカメラに映らないよう長いチューブがあったということです。
不正の情報があったため内部調査を行った結果、20代から60代までのドライバー5人と事務職員の1人がアルコール検査の不正を認めたため、不正を行った6人と不正に関わった4人の合わせて10人を14日間の出勤停止の処分としています。
6人は数年に渡り複数回不正を行っていました。
JPロジスティクスが全国の支店で確認したところ他では不正は確認されなかったということです。
今回の不正発覚を受け、 JPロジスティクスは二度とこのような事案を発生させないよう万全の再発防止策を講じるとしています。