ことし5月に神戸で開催される「世界パラ陸上競技選手権大会」を見据え、大会会場でのテロ対応訓練が神戸ユニバー記念競技場で行われました。
大会会場となる神戸ユニバー記念競技場で行われた訓練には兵庫県や神戸市、医療関係者などおよそ200人が参加しました。
訓練は、サリンなどの化学剤が散布され、負傷者が出たという想定で行われ、障害者と健常者の別ルートでの避難誘導や衣服に付着した化学物質を袋に入れて飛散を防止する手順などが確認されました。
また救護者に優先順位をつけるトリアージや心肺蘇生、県警と自衛隊による化学剤の回収や除染作業も行われ、各機関が連携して訓練にあたっていました。
東アジアで初開催となる世界パラ陸上はことし5月17日に開幕し、一日およそ1万人の来場者が見込まれています。