同僚のかばんから現金1万円を盗んだとして、神戸市は、環境局に勤める男性職員を懲戒免職処分としました。
懲戒免職処分となったのは、神戸市環境局中央事業所に勤務する男性職員(58)です。 神戸市によりますと、男性職員は2023年9月、同僚の男性ら4人とともに兵庫県神戸市長田区にある飲食店を訪れた際、同僚の職員が席を外した隙に、かばんに入っていた現金1万円を盗んだということです。
当初、盗んだことを否定していましたが、後日別の職員から尋ねられた際に、「これくらいいいだろうと思った」と事実を認めたということです。
男性職員は2021年、上司に嫌がらせ目的でおよそ250回にわたり無言電話をかけたとして、停職3カ月の懲戒処分を受けていました。
市は、一連の行為を「規範意識が低く、倫理観が欠如している」「神戸市及び神戸市職員全体の信用を著しく失墜させる行為」として、2月27日付で男性を懲戒免職処分としました。
この他、垂水区役所に勤める男性職員(34)は、2023年11月、知人の女性が住むマンションの一室に合鍵を使って侵入し、部屋にあったマウスウオッシュや化粧落としに、持っていた飲料を混ぜるなどしたということです。
男性職員(34)は、住居侵入の疑いで逮捕され、起訴猶予で不起訴処分となりました。
市の聞き取りに対し、男性職員は「男女関係のもつれがあった。 寂しさがつのった」「飲料の混入は、驚かせたいというか困らせたかった」などと話したということです。
神戸市は、27日付で男性職員(34)を停職3カ月の懲戒処分としました。