不漁が予想されているイカナゴの稚魚・シンコの漁について、兵庫県は2月26日、今シーズン大阪湾では見送り、播磨灘では3月9日を解禁日にすると発表しました。
2023年より5日遅い解禁となります。
県によりますと、22日に大阪湾と播磨灘の2つの海域で漁業者が試験操業し県の水産技術センターが生育状況を判断した結果、播磨灘での漁の解禁日を3月9日に決めたということです。
漁の期間は、解禁日の水揚げをみて判断します。
また、大阪湾では漁を見送るということです。
シンコは2017年から深刻な不漁が続いていて、県によりますと、かつては1万トンから3万トンあった漁獲量は2017年に1001トンになり、2020年には142トンに激減。
2021年以降も1000トン台が続いているということです。
県などは、解禁日を遅らせることで漁の期間を減らすなど、資源を残すための取り組みを続けています。