2024年02月26日(月曜日) 11:48 地域・まち文化・スポーツ

【神戸ストークス】連敗止め、辛うじて“プレーオフ圏”キープ、松崎賢人が引退表明

■HC、観客に“謝罪”

<B2リーグ第23節>
・神戸ストークス 56-68 バンビシャス奈良(2/23)
・神戸ストークス 71(延長)70 バンビシャス奈良(2/24)
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男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)西地区・神戸ストークスは2月23・24日、昨シーズンまでの本拠地・西宮市立中央体育館にバンビシャス奈良を迎えてホームゲームを行った。

23日の試合。

1Qからストークスは、パスミスや相手にボールを奪われて攻撃権を失うシーンが相次ぎ、リズムをつかめないまま、奈良に18点差を付けられて前半を折り返した。

後半3Qも点差は拡がり、ようやく最終4Qに21得点したが、一度もリードを奪えずに4連敗を喫した。

試合後、森山知広ヘッドコーチ(HC)は観客を前に、「皆さんに謝らないといけない前半の内容」と挨拶。

その後の記者会見では、「選手に危機感がない。綺麗にやろうとしている」と厳しい口調で語った。

神戸ストークス 中央が森山知広ヘッドコーチ(西宮市立中央体育館)/©B.LEAGUE

■薄氷の勝利

24日の試合。

前日とは打って変わり、ストークスは試合序盤から渡邊翔太や杉山裕介らが積極的に相手ボールを奪い、1Qに連続10得点するなど優勢に試合を進めた。

4Q、試合残り1分で6点リードしていたが、奈良に2本の3ポイントシュートを打たれて62-62の同点に追い付かれ、延長戦に突入した。

延長戦(5分)は激しい点の奪い合いとなり、残り22秒、1点ビハインドの場面でトレイ・ポーターが逆転シュート。

(右)神戸ストークス 33杉山裕介/©B.LEAGUE

そのまま逃げ切り、何とか連敗を止めた。

■正念場の3月へ

B2優勝を争うプレーオフには、東西地区の3位以上と、4位以下で勝率上位の2チーム(ワイルドカード)の計8チームが進出する。

B2プレーオフ争い

西地区4位のストークスはワイルドカード2位。
次点の静岡には勝率で並ばれ、全試合の得失点差(ストークス +31、静岡 -45)で辛うじてプレーオフ進出圏の8番目にとどまっている。

次節は西地区2位の福岡と戦い(3/2、3/3 加古川市立総合体育館)、続いて勝率.930と圧倒的強さを見せる東地区1位・A千葉と敵地で戦う(3/9、3/10)。

ワイルドカードを争う福島とは敵地で戦い(3/23、3/24)、静岡とホーム・ワールド記念ホールで戦う(3/30、3/31)。

■松崎賢人が引退表明

ストークスは26日、PG松崎賢人が今シーズン限りで現役を引退すると発表した。

引退表明した 3松崎賢人(2月24日)/©B.LEAGUE

松崎は35歳。兵庫県出身。
育英高-拓殖大を経て、2011年、誕生したばかりの「兵庫ストークス」(当時)に入団し、チームの“司令塔”を務めた。

一時、熊本ヴォルターズに在籍したが、2016年、Bリーグ創設とともに復帰し、ストークスのB1昇格に貢献。
谷直樹・中西良太・道原紀晃とともに、地元出身のベテラン選手としてチームを牽引してきた。

今シーズンも38試合に出場し、要所で3ポイントシュートを成功させるなど存在感を示した。

引退について松崎は、「日頃より応援してくださってるたくさんの方々に直接感謝を伝える期間を設けたいと思い、シーズン途中ではありますが(引退を)発表させていただきました。プレーオフに向けて厳しい戦いが続いてますがチーム全員でしっかり前を向いて何がなんでもプレーオフを勝ち取ります。これまで一緒に戦ってきたチームスタッフ、チームメイト、ファンの皆さまと1日でも長く、1試合でも多く今シーズン過ごしたいと思っています!」とコメントした。

(浮田信明)

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