2月11日、淡路島西岸の海域で確認された油の影響で、周辺で養殖するノリ5500万枚が廃棄処分となることが分かりました。
2月11日、淡路市の江井港沖で「2~3センチの黒い油の塊を見つけた」と漁協の職員から神戸海上保安部に通報がありました。
神戸海上保安部の巡視船が周辺を確認したところ、多賀の浜の海域付近でも油の塊が確認されたほか、周辺の砂浜でも、油が付着した海藻が見つかったということです。
油はすでに回収されていて、今のところ原因は不明だということです。
淡路市によりますと、この影響で5つの漁協が出荷を停止、周辺でノリを養殖している37の事業者は全てのノリを廃棄するため、刈り取り作業を行っています。
収穫されたノリは焼却する予定で、処分量は5500万枚、およそ200トンに上るということで、市は処分費の半額に当たる8300万円を支援することを決めました。
ノリの収穫期はいまがピークで、安全が確認され次第、再び出荷されるということです。
淡路市によりますと油が確認されてからは出荷していないため、いま流通しているものは安全性に問題はないということです。