台風や大雨に備え、災害時の行動予定などを事前に決めておく「マイ・タイムライン」の作成講座が、兵庫県姫路市で開かれました。
「マイ・タイムライン」は、台風や大雨などの災害時に自分がどのように避難するかをあらかじめ決めておき、いざという時の防災行動計画に役立てるためのものです。
今回の講座は、近年増えている水害に対する避難の意識を高めてもらおうと姫路河川国道事務所などが開催。
防災士の資格を持つ気象予報士の服部由佳さんが講師を務めました。
(気象予報士 服部由佳さん)
「家屋の倒壊の危険があるのか土砂災害の恐れがあるのか、そういったことをチェックします」
参加者は、服部さんの説明を受けながら自分が住む地域の浸水想定などを学びつつ、「マイタイムライン」を作成していました。
(気象予報士 服部由佳さん)
「台風が発生し近づいてきている、大雨が降っている状況では、どういう行動をとっていいかなかなか考えられない。何もない時に行動を整理しておくことは、大変重要になってくると思います」
参加者がそれぞれ作った「マイ・タイムライン」は、今後災害時に活用されるということです。