神戸徳洲会病院 投与中の薬剤切れ、患者死亡

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神戸徳洲会病院で先月、入院していた90代の男性が投与されていた薬剤が切れた後、死亡していたことが分かりました。

神戸市垂水区の神戸徳洲会病院によりますと先月19日、90代の男性が、福祉施設から心肺停止で緊急搬送され治療後に再び心臓が動き出しましたが、投薬していた血圧を上げる薬剤が切れ男性は死亡したということです。
薬剤の残りが少なくなったことを知らせる警告音が鳴り、家族が職員に伝えたものの、追加の薬が準備されておらず、投薬が遅れたということです。
病院は、「スムーズに薬剤を交換できていればよかった」とした上で「死期を早めた可能性がある」として遺族に謝罪しています。

病院から報告を受けた神戸市は、病院の安全管理体制に不備があったとみて立ち入り検査などを進めてきました。
神戸徳洲会病院では、去年6月、カテーテル治療や検査後などに複数の患者が死亡していたことが発覚していて神戸市は今回の事案も加えて近く改善命令を出すということです。

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